よくお客様からいただく疑問やお悩みなどを当ブログでお答えする試みを始めてみようかなと思います。
記念すべき第一回目は
なぜ自分でヘアカラーをしてはいけないのか?
よく聞かれる質問ですね。
この質問に対する最も簡潔な回答としては、ご自身でカラー剤を塗布した際に生じる
ムラ、及びダメージ
です。
なにを今更、などと言うお声も聞こえてきますが、ヘアカラーにおいてこの2つの要素は仕上がりに大きく影響を及ぼします。
まずムラについて。
これはやはり、自身で薬を塗りやすいところと、そうでないところで大きく色の入り方が変わってきてしまいます。
それがムラになるわけです。
ここまでは皆様ご存知かと思いますが、ここからが本題。
美容室でカラーをして貰えばキレイに一色に染まる
と思われている方が以外と多いということ。
ヘアカラーの仕上がりはその特性上、
「過去から今までの履歴に大きく左右される」のです。
ペンキのように上から塗りつぶして表現するわけではないんですね。
もちろんサロンでお染めする場合は、そのムラの箇所を見極めて極力キレイに見えるように努力しますが、やはり限界があります。
ムラに染まってしまったものはムラにしかならない
原則的にはこれは揺るぎないです。
加えて、どういった薬剤を使用したのか?
ドラッグストア等にたくさん並んでいる、カラー剤を的確に選び、塗布することができる方はほぼいないのではないでしょうか?
こういった要素は結果的にダメージもつながります。
美容室では、新しく生えてきた部分、すでに染まっている部分など、適材適所塗り分けを行いダメージを最低限に抑えるようにします。
さらに、そういった薬剤を髪に残さないようしっかりとシャンプーさせていただくのです。
(この残さないという時に当店の炭酸泉がまた良いんです。その話はまた後日)
今さら聞けない!?炭酸のこと。 書きましたのでぜひご覧ください!
もちろんサロンカラーの良さは他にもあります。
ファッションや気分に合わせた色出しやアクセントカラーなどによる個性の表現。
そして、筆者が最も声を大にして言いたいのが前述した
「過去から今までの履歴に大きく左右される」
という部分。
ネガティヴな要素でこの言葉を使ってしまいましたが、例えば2ヶ月に1度のご来店で、同じ色味をオーダー。
これを3回繰り返したとします。
その時の仕上がり感や、色味の持ちなんかは1回目の比ではございません。
担当させていただいているお客様にもいらっしゃいますが、毎回同じ感じの色味をオーダーされている方はダントツにキレイですし
次回来店時にもそのキレイさは維持されつつあったりします。
色がすぐ抜けるとか、キレイに染まらないという方はちょくちょく色味やヘアサロン自体を変えている方が多いかなと思います。
色味はもちろんですが、ヘアサロン自体を変えてしまうとやはり毎回美容師さんは前回の履歴が曖昧なまま行うわけですから
繰り返し染め続けていた方とは仕上がり感は違いますよね。
そしてコミュニケーション不足からくるすれ違い。
こういった要素も生まれやすくなるわけです。
なぜ自分でヘアカラーしてはいけないのか?
から
最後は
なぜ色味や美容室をちょくちょく変えてはいけないのか?
というやや脱線気味になってしまいましたが、お役に立ちましたでしょうか?
きっとこういった内容はご存知の方も多いとは思うのですが、今後もこういったちょっとしたあるあるやサロンワーク中に良くある質問などを
取り上げていければなと思ってます。
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